手しごと農業体験
手作り / 畑仕事

自分の下着は自分で作るandコットン畑仕事体験

寒い中にも少しずつ、春の気配が感じられるようになった3月9、10日、日連にある「暮らしの手仕事~くらして~」にて、モニターツアー「自分の下着は自分で作るandコットン畑仕事体験」を開催しました。講師はくらしての大和まゆみさん。

丁寧に指導していくため、定員は4人という少人数での開催です。
初日は、肌に優しいヘンプコットンや手つむぎのコットンを使って、身体を締め付けないブラとショーツを手縫いで作りました。
用意されたキットをひたすらチクチク縫っていきます。
くらしての落ち着いた空間で、参加者同士語らいながら手を動かす時間はとても穏やかで、参加者も忙しい日常を忘れてリラックスして楽しめたようでした。
「思っていたより簡単にできた」「くらしてさんが居心地がよくて、とてもゆったりした気持ちになった」といった感想が聞かれました。

2日目はくらしてが栽培を手がけるコットン畑に行き、綿の種まきを行ないました。
国産のコットン、それも有機栽培となると、その生産量は減少の一途を辿っています。
そこでくらしてでは、畑から衣の自給自足をしていこうと自主栽培を行ない、収穫した綿をワークショップなどで活用しています。
綿の洋服を着ていても、綿がどのように育ち、どのように収穫されるのかまではよく知らなかったという参加者も多く、大和さんのお話に耳を傾けつつ、土との触れ合いを楽しんでいました。
今度は綿の収穫期にきてみたい、という声も聞かれました。

衣食住の中では、食と住については手づくりや上質のものにこだわりをもって取り組む人も増えていますが、衣はまだまだ取り組む人も少なく、自分でつくるという体験ができる機会もそれほど多くありません。
今回のようなワークショップにまた参加したいという声も多く、今後の展開に期待が高まった2日間でした。