手しごと
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味噌・こんにゃく作り体験

3月10、11日、モニターツアー「味噌・こんにゃく作り体験」を開催しました。
講師は地元で農業に従事する傍ら、食のワークショップを開催する関戸ミツ子さんと、元オレンジページ編集長の唐沢耕さん。


初日は関戸さんの指導によるこんにゃく作りです。
会場となった農家レストラン「藤野倶楽部」の畑で育てたこんにゃく芋を贅沢に使い、皮をむいてすりおろし、水を加えてよく混ぜ合わせます。
その後、火にかけて粘りを出し、凝固剤を入れて固めます。しばらく待って固まったら、適当な大きさに切って茹で、アク抜きをして完成です。
しっかりと固めるためには、水や凝固剤の分量などにコツがあります。
子どもたちが関戸さんとお話しながら楽しそうに作業をしていたのが印象的でした。
できあがったこんにゃくは、早速その場で試食! できたてのこんにゃくは、市販のものと違ってプリプリとした食感とみずみずしさがあります。
「おいしい!」「いつも食べてるこんにゃくと全然違う!」と、どの参加者もとても感動した様子でした。


2日目は唐沢さんが講師の味噌作り。今回使う大豆は、在来種である津久井大豆です。津久井大豆は小粒で甘味があるのが特徴です。まずは茹で上がったばかりの大豆をみんなで味見してみました。ほのかな甘さはそれだけでいくらでも食べられてしまうほどのおいしさ。その後、大豆を潰してペースト状にし、麹と混ぜ合わせていきます。以前に作り、熟成の進んだ味噌を種味噌として加えることで、発酵を促します。

ポイントは、ジップロックに詰めて持ち帰ってもらったこと。
ジップロックに入れてしっかり空気を抜いておくと、カビが生えづらくなり、保存がとても楽なのだそう。
だいたい半年後ぐらいには食べられるようになるとのことで、参加者は今から半年後を心待ちにしているようでした。
こんにゃくも味噌も、日本に古くから伝わる伝統食材です。自分の手を動かして手作りすることで、より身近に感じてもらえたのではないかと思いました。